こんにちは、マネ子です!
今回は、「預金でお金が減る」という話をしていこうと思います。
「えっ?預金でお金が減るって、どういうこと?」
と不思議に思うかもしれませんが、そもそもお金の価値はずっと一定ではないんです。
上がることもあるし、下がることもあります。
これからの時代、預金だけでは自分の資産を守ることはできません!
じゃあどうやって資産を守っていけばいいの?と疑問が出てきますよね。
この記事をとおして、自分の資産を守るための知識や方法についてお伝えしていきます!
Contents
お金はずっと同じ価値ではない
そもそも、お金はずっと同じ価値ではありません。
たとえば、100円のジュースが120円に値上がりしたら、100円を出しても買うことができませんよね。
「当たり前じゃないか」と思うかも知れませんが、これこそ「お金はずっと同じ価値ではない」ということなんです。
これまでは100円あればジュース1本と交換できていないのに、それができなくなった。つまり、100円の価値が下がってしまったってこと。
このように物価が上がるということは、相対的に見てお金の価値が減るということ。
口座にあるお金についても、まったく同じことが言えます。
たとえば100万円をずっと預金していたとしても、将来物価が値上がりしていれば、100万円→90万円や80万円の価値しかなくなっているかも知れないのです。
インフレとデフレ
ここで用語の確認をしておきましょう。
物価が上がるとお金の価値は下がり、物価が下がるとお金の価値は上がります。
- 「物価が上がること」を「インフレ」といいます。
- 逆に、「物価が下がること」を「デフレ」といいます。
つまり、インフレが続けばお金の価値は下がっていき、デフレが続けばお金の価値が上がっていくということ。
インフレやデフレによって引き起こされる影響を下記にまとめました。
インフレの影響 | デフレの影響 |
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こう見ていくと分かるように、「インフレだからダメ」「デフレだから良い」とは一概に言えないんです。
ただ、今回のテーマ「お金の価値」にフォーカスした場合、インフレの時はお金の価値が下がってしまうということを覚えておきましょう。
インフレの局面では貯金をしていてもお金が減ってしまう
インフレの局面では何もしなくてもお金(預金)の価値は下がってしまいます。
現在、先進国のインフレ率は年2~3%ですが、これはつまり毎年2~3%貯金が勝手に切り崩されているのと同じこと。
たとえば100万円を銀行に預けていたとしても、毎年2〜3万円ずつ減っていってるようなものなのです!
自分の貯金を守るにはどうすればいい?
ここまで読んでいただいた方には、「銀行にお金を預けていてもお金が減ってしまう」ということが現実的にイメージできたと思います。
「たしかに預金は減るかもしれないけど、金利がつくから結局プラマイゼロくらいになるんじゃないの?」
と考える人もいるかも知れませんが、残念ながら金利ではインフレに対抗できません。
なぜなら、現在の銀行は0.001%程度の低金利だから。100万円預けても金利は1,000円。
先ほども見てきたようにインフレ率が年2〜3%であることを考えると、到底かなわない数字ですよね……。
ですので、自分の資産を守ろうと思ったら「投資をする」という考え方が必要なんです。
投資というと「稼ぐため」「増やすため」というイメージが強いですが、今ある資産を「守る」ためにも必須の手段です。
逆に投資をしなければ、インフレによって預金は減り続け、今ある資産すら守れないんです。
そして政府も「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げており、銀行窓口での投資信託販売を解禁したり、株式の売買手数料を自由化するなど数々の規制緩和を進めてきました。
まとめ:インフレに勝つには資産運用すべし
- 預金だけしていてもインフレに勝てず資産は減っていく
- 資産を守るために「投資をする」という考え方が必須
- 政府も個人が投資することを推奨している
今後は銀行に預金していても資産は減っていくため、投資することで自分の資産を自分で守っていく思考が必要です。
借り入れなどがある場合インフレはメリットになることもあるのですが、今後はインフレを想定したマネープランを考えていくようにしましょう!
▼「投資ってどんなものがあるの?」という投資初心者の方は、こちらの記事を参考にしてくださいね!