資産運用

資産運用に役立つ、お金に関する資格をまとめてみた

こんにちは、マネ子です!

今回のテーマは「お金に関する資格」。

お金に関する資格を勉強することで、キャリアアップだけでなく日常生活や資産運用に役立てることができます。

本記事では、FP、公認会計士、税理、社会保険労務士について紹介します。さっそく1つずつ見ていきましょう!

FP技能士

FP技能士とは、お金にまつわる広範囲の知識を習得し、かつ国家検定に合格した専門家のこと。

「FP」(ファイナンシャル・プランナー)を名乗るための資格はいりませんが、「FP技能士」を名乗るためにはFP技能検定に合格することが必須なんです!

FP技能検定には1級、2級、3級の3つの等級があり、それぞれに学科試験と実技試験があります。学科および実技試験に合格すると等級ごとにFP技能士(例:2級FP技能士)を名乗ることができます。

引用元:日本FP協会

FP技能検定試験(学科試験)で問われる知識は、以下の通り。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

顧客のお金にまつわる悩みを解消したり、目標を達成するため、総合的な視点が求められるんですね!

ちなみに、企業に所属して活躍するFPを「企業系FP」、自分で事務所を持って相談業務や講演などをおこなうFPを「独立系FP」と区別して呼ぶこともありますよ。

FP技能士の活躍の場

FP技能士の活躍の場は、銀行、保険会社、金融機関など主にお金にまつわる業界だけでなく、一般企業にもあります!

FPの知識は私たちの生活に関わることが多く、就職や転職の場面でFP資格を持っていることが有利にはたらく場合も少なくありません。

企業によっては、FP資格合格を昇進・昇給の条件にしているところもあります!

FP技能士は、金融系だけでなく一般企業でもニーズのある資格!

公認会計士

公認会計士とは、一言で言うと「会計のスペシャリスト」

国民の経済や投資活動が健全に発展していくために、企業の財務情報を独立した立場で監査することを使命としているんです!

公認会計士は、監査及び会計の専門家として、独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを使命とする。

引用元:日本公認会計士協会

公認会計士になるには、公認会計士試験に合格する必要があります。

試験は短答式試験(4科目、年2回実施)と論文式試験(5科目、年1回実施)の2回に分けておこなわれるもので、2017年は1,231人が合格しました!

公認会計士の活躍の場

「会計のスペシャリスト」である公認会計士の活躍の場は、会計や監査があるところすべてだと言えます。

具体的には、以下のようなフィールドで活躍が期待されます。

  • 監査法人
  • コンサル会社
  • 企業内会計士として

上記の場でキャリアを積んで、独立開業する公認会計士もいます!

会計のスペシャリスト「公認会計士」は、会計や監査のある場所すべてが活躍の場となる!

税理士

税理士とは、税の専門家。

納税者が自分の税金を正しく計算することを助け、申告納税制度を推進することを主な役割としています。

税理士は、税の専門家として納税者が自らの所得を計算し、納税額を算出する申告納税制度の推進の役割を担います。

引用元:日本税理士会連合会

具体的には、以下のような仕事をしています。

  • 税務代理
  • 税務署類の作成
  • 税務相談
  • e-Taxの代理送信
  • 会計業務
  • 保佐人や会計参与として

税理士になるためには、税理士試験合格かつ2年以上の実務経験を持ち、日本税理士会連合会に備える税理士名簿への登録が必須です。

ちなみに、弁護士や公認会計士はあらためて税理士試験を受けなくても、税理士名簿へ登録を済ませれば税理士になることができます。

税理士の活躍の場

税理士が活躍する場所としては、会計事務所や税理士法人、一般企業、国税庁・税務署などが挙げられます。

税理士ならではの専門知識を活かし、コンサル会社に所属して企業へ節税アドバイスをすることも

企業に所属しキャリアを積んだ後に、独立開業する人もいますよ。

「税の専門家」税理士の使命は申告納税制度を推進すること。専門知識を活かし、節税のアドバイスをすることも。

社会保険労務士

社会保険労務士(社労士)とは、会社で働く人材に関する専門家

具体的には、給与計算や労働社会保険の諸手続き(書類作成・申請手続き)をおこなったり、企業の雇用管理・人材育成に関する相談に乗ったりといったこともおこないます。

従業員と企業が良好な関係を維持できるよう、就業規則を作成したり見直したりといったことも社会保険労務士の仕事です。

これまで見てきた公認会計士が監査のプロ、税理士が税のプロだとしたら、社会保険労務士は「人材のプロ」といったところでしょうか。

全国社会保険労務士会連合会のホームページにも、社会保険労務士が「人材の専門家」であるということが明記されています!

企業の成長には、お金、モノ、人材が必要とされておりますが、社労士はその中でも人材に関する専門家であり、「労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること」を目的として、業務を行っております。

引用元:全国社会保険労務士会連合会

社会保険労務士になるためには、年1回おこなわれる社会保険労務士試験の合格と、2年以上の実務経験(または指定の講習の修了)が必要。

社会保険労務士試験では、労働基準法や雇用保険法などのほか、社会保険に関する一般常識も問われます。

社会保険労務士の活躍の場

社会保険労務士の活躍の場は、社会保険労務士事務所や法律事務所、企業の総務部や人事部です。

税理士や公認会計士と同様に、独立開業することもできます。

社会保険労務士は人材の専門家。労働基準法や雇用保険法などに精通し、従業員と企業の双方が良好な関係を維持していくことをサポートします。

まとめ:お金の知識をつけて不安を解消するべし

今回のまとめ
  1. FP技能士は「お金にまつわる悩みを解消するスペシャリスト」
  2. 公認会計士は「監査のスペシャリスト」
  3. 税理士は「税のスペシャリスト」
  4. 社会保険労務士は「人材のスペシャリスト」

お金にまつわる4つの資格を見てきました。

資格をもっておくと、能力や実績を客観的に証明することができ、転職や昇給に有利なことがあります。

専門家レベルまでいかなくとも、お金の知識は私たちの日常生活で役立ちます!

困ったときは専門家に頼ることも大切ですが、自分でもお金の知識を身に着け、日頃の生活や資産運用で活用できるようにしたいですね!