こんにちは、マネ子です!
今回のテーマは「FinTech(フィンテック)」。
FinTechとは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた言葉で、金融サービスと情報技術を組み合わせたさまざまな動きのことをいいます。
最近、ニュースやインターネットでよく見かけるようになったという人も多いと思います。
ここ数年ですと、仮想通貨ブームをきっかけにブロックチェーンという技術に注目が集まりましたね。実は、ブロックチェーンもFinTechのひとつ。
今後も新たなFinTechの動きが急速に出てくる、と見られているんですよ。
そこで今回は、FinTechを利用したさまざまなサービスについて伝えていきます。
私たちの暮らしをより良く変えていける可能性を秘めたFinTechについて知り、積極的に活用していきましょう!
Contents
FinTechとは何か?
FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた言葉で、金融サービスと情報技術を組み合わせたさまざまな動きのこと。
日本銀行は次のように定義しています。
FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指します。身近な例では、スマートフォンなどを使った送金もその一つです。
引用元:日本銀行
次の段落では、FinTechを利用した具体的なサービスについて見ていきましょう。
あなたがすでに利用しているサービスもあるかも知れません!
FinTechを利用したサービス
FinTechを利用したサービスには次のようなものがあります。
- 電子決済・送金サービス
- ロボアド
- 仮想通貨
ひとつずつかんたんに見ていきましょう!
サービス事例1.電子決済・送金サービス
FinTechを利用したサービスの中で私たちにとって身近なものの1つが、決済・送金サービスです。
従来、会計や金銭のやりとりには紙幣・貨幣が使われていました。
しかし、FinTechによって従来の「金融サービス」と「情報技術」が組み合わさった結果、プリペイド型電子マネー(Suica、楽天Edy)やスマートフォンでの決済が可能となりました。
「100億円キャンペーン」が話題を呼んだPayPayも、スマートフォンアプリと金融機関の口座を連結させたFinTech事例です。
PayPay以外にもさまざまなキャッシュレス方法が登場してきましたね。
経済産業省の資料によりますと、キャッシュレスの決済額および割合は年々増加しています!
しかし、海外諸国と比較するとその割合はまだまだ低く、今後さらなる拡大が期待されると見られています。
サービス事例2.ロボアド
ロボアドバイザー、通称「ロボアド」は自動で資産運用してくれる金融サービス。
FinTechを活用したロボアドの魅力は、なんといっても全自動で資産運用をおこなえること。
資産運用に対し「難しそう」「損をしそう」といったマイナスイメージを抱いていた人にとって、いくつかの簡単な質問に答えるだけで全自動で買付けや運用をおこなってくれるロボアドはとっても心強いサービスです。
ロボアドのひとつである「THEO(テオ)」のサイトを見てみても、
- 銘柄選びも売買もおまかせ
- プロの投資家と同水準の分散投資を誰でも気軽に
- 1万円からの積立で、はじめやすく続けやすく
など、投資初心者へ向けた言葉が多く見受けられます。
サービス事例3.仮想通貨
FinTechはお金の流れや運用方法だけでなく、お金そのもののあり方をも変えていくかもしれません。
「仮想通貨元年」と言われた2017年は、とくにお金のあり方を見直すタイミングともなりました。
仮想通貨とは、紙幣や硬貨のような実体がなく、インターネット上でやりとりされる電子データのこと。
現在、500円玉や1万円札でモノが買えるのは、日本銀行がその価値を保証しているからです。日本銀行の保証がなければ、1万円札もただの紙切れに過ぎませんよね。
対する仮想通貨は、ブロックチェーンによって価値を保証されています。
ブロックチェーンとは、過去の取引履歴をすべて記録できる技術。世界中に取引履歴が公開されていますので、書き換えたり改ざんすることは事実上不可能です。
このように法定通貨(円)は日本銀行によって、ビットコインはブロックチェーン技術によってそれぞれの価値を保証されています!
現時点では、仮想通貨が私たちの暮らしにどこまで根付くかはわかりません。
しかし、「お金にはさまざまなカタチがある」と考えるきっかけとなったことは間違いありません!
FinTechによって日常生活も変化していく
FinTechにより既存サービスが変化することにともない、私たちの日常生活も変化していきます。
たとえば、自分で家計簿をつけることなく、家計簿アプリで簡単にお金を管理することができるようになりました。
家計簿アプリと銀行口座・クレジットカードを連携させておけば、記録のために家計簿アプリをひらく必要さえありません。お金の動きや増減はアプリが自動で記録してくれるからです。
また、資金調達の方法も変わりました。
従来、「事業を始めたい」「ローンを組みたい」と思ったら、銀行融資が一般的な手段でした。
しかし、現在であればクラウドファンディングによってインターネット上で多くの資金を集めることも可能です。
銀行は返済能力があると認めた人にのみ融資しますが、クラウドファンディングは多数の「共感」を得られれば誰でも資金調達できます。
資金調達方法が変化したことにより、従来ならアイデアすら存在しなかったモノやサービス、問題解決方法などが社会に浸透するきっかけになります!
まとめ:FinTech市場は今後もどんどん拡大していく
- FinTechとは「金融サービス」と「情報技術」の融合である
- 電子マネーやロボアド、仮想通貨など私たちの身近にもFinTechは浸透しつつある
- FinTechによって今後も私たちの日常生活はどんどん変わっていく
今後もFinTech市場は拡大し、これまでになかったような商品やサービスが次々に登場するでしょう。
すでに伝えたように、FinTechはお金のやり取り方法、運用方法、あり方に変化をもたらしています。
今後も積極的にFinTechを利用していきましょう!