こんにちは、マネ子です!
みなさん、医療保険には加入していますか?
医療保険は様々な商品が販売されていますが、「絶対にこの保険がいい!」というような商品はなく、その良し悪しは自分に合っているかどうかというところでしょう。
医療保険を選ぶうえで「積み立て」か「掛け捨て」かで悩む人は多いと思います。
保険を選ぶときに大切なのは、それぞれの保険がどのようなものなのかをよく理解し、自分にはどのような保障が必要なのかを理解することです。
今回は医療保険の積み立てと掛け捨て、それぞれの特徴を詳しく解説していきます!
積み立て型の特徴とは?
積み立て型の医療保険は貯蓄型ともいわれ、条件によっては解約時に払い込んだ保険料が返ってきたり、一定期間ごとにお金が受け取れるといった保険もあります。
選べる保険商品は限られますが、健康で病気やケガをしなかった場合でも保険料の支払いが無駄になりにくいというメリットがあります。
一方で同じような保障内容であれば、掛け捨て型よりも積み立て型のほうが保険料は割高になる傾向があります。
掛け捨て型と比べてどれくらい割高なのか、将来的にどれくらい返ってくるのかをしっかりと計算してみることが重要です。
注意したいのが積み立て型といっても、保険料を外貨建てで運用しているようなリスクのある商品でない限り、支払った保険料よりも多くの保険金をもらえるような商品はほとんどありません。
あくまでも医療保険としての保障がメインであり、積み立て型の医療保険は利益を出すような商品ではないということに注意しましょう。
積み立て型が向いている人
健康に自信があり、保険料を掛け捨てで支払うのがもったいないと考える人は、積み立て型の保険が向いていると言えます。
医療保険に加入してから、医療保険の給付を受けなかった場合、入院日数が所定の日数以下だった場合、生存していた場合など、条件によってお金が受け取れる保険があります。
つまり、医療保険に加入していても保険金を受け取らなかったり、長期の入院をしなかったといった場合には支払った保険料からお金が戻ってくるという仕組みです。
健康に自信があるけど、ある程度の保障は用意しておきたいという人にはうれしい内容ですよね!
積み立て型の医療保険は病気やケガをしたときだけでなく、健康で過ごした場合にもお金が受け取れる!
また、このような商品性から積み立て型は保険料を支払いながらも貯蓄をしていきたいと考えている人にもおすすめです。
しかし、解約時に払い込んだ保険料が返ってきたり、一定期間ごとにお金が受け取れるといった内容を売りにしている保険でも、保障の内容が十分でないと医療保険に加入している意味が無くなってしまいます。
実際に自分が病気になってしまったとき、加入している医療保険を利用しようと思っても「その病気は保険金の支払い対象外です。」と言われてしまってはどうしようもありません。
お得だからと積み立て型の保険を選ぶとしても、保障内容はしっかりと確認するようにしましょう。
掛け捨て型の特徴とは?
掛け捨て型の医療保険は、満期時や解約時にそれまで支払った保険料が返ってこないタイプの保険です。
掛け捨てという言葉のイメージから「支払いが無駄になる」「もったいない」と考える人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
病気やケガをしたときには、手術や入院で多額の費用がかかることがあります。しかし医療保険に加入した時から、そのような多額の費用を月々の保険料だけで賄えるという安心が手に入ります。
病気やケガをしなければ保険料を払っても無駄になると思うかもしれませんが「万が一の時にお金の心配が必要ない」という安心を買っていると考えてみてください。
実際に病気やケガをしてしまった時は、治療や入院のことだけでもかなりの心労になります。そんなときにお金の心配までしなければならないのは、かなりの負担ですよね。
十分な医療保険に加入していれば、そのような時にもお金の心配はしなくて大丈夫です。
また、掛け捨て型の医療保険は、積み立て型の保険よりも商品のラインナップが豊富です。保険を選ぶときの選択肢は多くなるでしょう。
実は現在圧倒的に売れているのは掛け捨て型の保険なんです!
保険料は貯蓄性がない分、積み立て型に比べると割安なものが多く、商品内容もシンプルで分かりやすいことから選ぶ人が多いようですね。
掛け捨て型が向いている人
月々の保険料の支払いを安く済ませたいという人には、掛け捨て型の保険が向いているといえます。
保険で準備できる保障は手厚いに越したことはありませんが、万が一の保障よりもやはり日々の生活が大切です。
保険料が高すぎて家計を圧迫するような保険は、あまり適していないといえるでしょう。
収入が少ない、貯蓄が少ないという人は、最低限の保障で保険料も割安な掛け捨て型がおすすめです。
掛け捨て型の医療保険はとにかく安い!
また、医療保険に加入後も定期的に保険を見直していきたいと考えている人にも向いています。
掛け捨て型の保険は、積み立て型と違いお金が戻ってくるということはないので、いつ解約してもデメリットはありません。良い条件の保険があれば迷わず新しい保険に乗り換えることができます。
ただ、保険の切り替えを行う際には、保障期間が途切れないように気をつける必要があります。
今まで加入していた保険の保障が切れる日と、新しく加入する保険の保障開始日をよく確認せずに、間違って保障を途切れさせてしまい、保障が切れているタイミングで病気やケガをしてしまうと保険金が受け取れないということになってしまいます。
まとめ:それぞれの特徴を理解しよう
- 積み立て型保険は割高だが、解約時に払戻金があったり、一定期間ごとにお金を受け取ることができる保険
- 掛け捨て型保険は解約しても払戻金はないが、保険料は安く商品内容もシンプルな保険
医療保険は時代とともに変化しており、どんどん新しい商品が出ています。
定期的な見直しをすることで、自分に合ったより良い条件の保障だったり、同じような保障内容でも保険料が安くなったりする場合もあります。
実際に保険を選ぶ際には、入院した場合に1日いくらの給付金が出るだとか、通院特約、三大疾病特約、がん特約、先進医療特約、女性特定疾病特約など、様々な保障の内容を考えて選ぶ必要がありますが、まずは自分にとって必要な保障は何なのかということを考え、保険を選ぶことが大切です。
1回の入院で何日まで保障対象とするかと考えたとき、60日や120日、長いもので360日、730日といった保険もあります。もちろん入院限度日数は長いほうが安心だと思いますが、日数が長くなればなるほど保険料も高くなります。
また、特約も多くなればなるほど保険料は上がります。
自分にとって必要な必要な保障は何か、月々支払える無理のない保険料はいくらか、そして今回の記事にまとめた、積み立て型か掛け捨て型か、このようにポイントを押さえて選択していくことで、保険が選びやすくなることでしょう。
医療技術は日々進化しており、公的医療制度を取り巻く環境は大きく変化していきます。
自分はもう医療保険に加入しているから安心と考えている人も多いかと思いますが、保険に加入して終わりではなく、ライフステージの変化や家族構成、働き方や収入の変化などがあった時にも定期的に見直してみることをおすすめします。