こんにちは、マネ子です!
時代とともに商品やサービスの値段って大きく変わりますよね。
ふとした時に、「そういえば、昔はもっと高かったなぁ、安かったのになぁ」と思うこともあるのではないでしょうか。
物やサービスの値段は、原材料の高騰の他、インフレやデフレにも影響されます。
ということで今回は、昔と比べて安くなったものや高くなったものを紹介すると共に、インフレやデフレについても解説します!
昔と比べて安くなったもの
昔と比べて安くなったものって、意外と多いんですよ。
私たちの身近なものでは、携帯電話・スマホの本体価格や月額料金があります。
昔はau・ドコモ・ソフトバンクなどの大手キャリアと契約してスマホを所持するのが一般的でした。
携帯電話が普及し始めた2000年は2,500円くらいだった月額料金は年々増加していき、近年では月額料金8,000円なんてことも!
「え、昔と比べて安くなってないじゃん!」って思いましたよね?
実は2016年頃から急速に普及してきた格安スマホや格安SIMのおかげで、スマホ本体が安くなり、月額料金も一気に安くなったんです。
昔は、大手キャリアでの契約は2年縛りが一般的だったので、私たちは月割で少しずつ気づかないうちに3万円前後するスマホ代を支払っていました。
しかし、今では1万円台で購入できる格安スマホも多く登場していますよね。
そして以前は月平均5,000円支払うのが当たり前だった月額料金も、格安SIMの登場によって月1,500円くらいになりました。
昔といっても数年前との比較ですが、スマホ本体代や月額料金がかなり安くなっています。
携帯電話・スマホ本体代 3万円→1万円代
月額料金 5000円→1500円
パソコンの値段も昔と比べてかなり安くなりました。
昔って、ごく普通のパソコンを買うだけでも20万円前後かかっていました。
20万円前後というと、サラリーマンの1ヶ月分の給料くらいですよね!
しかし今では、インターネットやメールしたり動画鑑賞をしたりするくらいのパソコンなら、3万円前後で購入できます。
今は小学生でも本格的にパソコンを活用している時代です。
そんな私たちに必須のアイテムが安く買えるようになったなんて嬉しすぎますよね!
パソコン 20万円→3万円
嬉しい例といえば、航空機代が安くなったことも挙げられます。
昔は国内旅行するにも、海外旅行するにも航空機代がネックとなっていました。
しかし現在では、ピーチ・アビエーションやジェットスターなどの格安航空会社のおかげで、安い航空機代で旅行へ行けるようになりましたよね!
例えば大阪から東京へ行く場合、昔は航空機代が1万円以上かかっていましたが、今では格安航空会社を利用すると時間帯によっては5,000円以下で利用できるんです。
大阪から東京の航空機代 1万円以上→5000円以下
旅行へ行く場合はもちろん、出張が多い人にとってもすごく嬉しい変化ですよね!
昔と比べて高くなったもの
逆に、昔と比べて高くなったものも多いんです。
例えば、みんな大好きディズニーランド。
開園当初の1983年は3,900円だった入園チケットは数年おきに値上がりを続けていきました。
大人料金では1996年には5,000円を突破し、2019年6月現在では7,400円になりました!
30年ほどで約2倍の値段に上がっていますよね。
でも、アトラクションやショーのクオリティも格段にアップしていることを考えれば、納得できる値上がりでしょうか。
ディズニーランドのチケット 3900円(1983年)→7400円(2019年)
食品分野でもディズニーランドと同様に値上がりを続けているものがあります。
それは、バターなんです。
1970年には1箱160円だったバターは年々値上がりしていきました。
1990年代は値上がりがストップし、安定した価格に。
しかし、2008年頃から再び急上昇を始め、2019年には440円になりました。
バターが昔よりも値上がりしている理由は、バターの材料である生乳不足。
酪農家が減少したことや、牛のエサの値上がりの影響で生乳が不足しているんです。
バターはお料理やスイーツづくりには必須の材料なので、値上がりはちょっと困りますよね!
バター 160円(1970年)→440円(2019年)
また、タバコの値段も年々増加しています。
1980年には1箱90円前後だったタバコは徐々に値上がりし、2010年には168円になりました。
その翌年の2011年には、なんと220円に!
タバコ好きな方にとっては大きな痛手ですよね。
JTによると、タバコの価格の62.6%は税金です。
タバコには、国たばこ税・地方たばこ税・たばこ特別税・消費税の税金がかけられているので、税率の増加に伴いタバコの値段も値上がりしているわけです。
タバコ 90円(1980年)→300円(2019年)
ガソリンの値段も昔と比べて増加しています。
実は、2016年1月まではガソリンは値下げ傾向だったんですが、2016年4月頃から再び値上げし始めたんです。
2016年1月には1L105円だったレギュラーのガソリン代は、2019年6月現在では137円に値上がりしています。
家族みんなで車でお出かけは楽しいですが、ガソリンの値上げは家計にも影響しちゃいますよね。
ガソリン 105円(2016年)→137円(2019年)
電車やバスも上手に活用して、ガソリン高騰の時期も乗り切っていきましょう。
物価が下がったときどうするか
商品やサービスの値段が下がって、お金の価値が上昇している状態のことをデフレ(デフレーション)といいます。
物の値段が下がると、色んなものが安く買えるので嬉しいですよね!
でも、企業側からすると、安い値段でしか物が売れないので売り上げは中々伸びません。
ということは、会社の業績も伸びず、社員の給料もアップできない状態に陥ります。
すると、節約するために皆が物を買わなくなってしまいます。
例えば、今までは300円で購入していたパンがデフレによって150円になったとします。
最初は皆、「安くなった!わーい!」と喜びますよね。
しかし、多くの企業の売り上げが減少してしまうため、私たちの給料が下がってしまうことも。
手取り30万円だった給料がデフレによって手取り23万円になってしまったら、いくら物価が安くなったとはいえ、買い物を控えようとする意識になってしまいます。
こんな風に、経済が停滞してしまうので、デフレは経済全体としてあまり良くない減少なんです。
もしも世の中がデフレの状態になったら、資産の割合として現金を増やしていきましょう!
なぜなら、物の価値が下がるとお金の価値が上がるからです。
その代わり株価や金利は下がってしまいますが、現金や預貯金の価値は上がります。
できるかぎり現金や預貯金を保有しましょう。
また、証券会社にお金を多く預けている場合は、元本割れしにくい個人向けの国債を保有するのもおすすめです。
物価が上がった時どうするか
商品やサービスの値段が上がり続けている状態をインフレ(インフレーション)といいます。
物の値段が上がってしまうため、家計には大打撃です。
しかし、インフレによって企業の業績がアップすると、給料が上がっていきます。
つまり家計にも余裕が出てくるので、少々物価が高くても買えるようになるということです。
すると、消費者の購買意欲も上昇して消費が増えます。
このようなインフレでは、物価が上昇しても給与が増えるため、経済全体に良い循環が生まれます。
一方で、あまり良くないインフレもあるんです。
それは、物の値段が上がるだけで給与が上がらない状態です。
物の値段が上がるということは、物を作るための原材料の値段も上がっているわけなので、会社はあまり利益が出せません。
そのため、会社の業績も良くならず、社員の給与も増えなくなってしまいます。
インフレの場合は、現金や預貯金の価値が下がってしまうので、日本円を外貨に変えて保有するなど工夫が必要です。
株式投資や外貨預金、不動産投資など、お金を物に買えるのもおすすめ。
ただし株式投資や外貨預金の場合は、手数料が高く、必要な時すぐにお金を引き出せないというリスクもあるので注意も必要です。
また不動産投資の場合も金利が上昇するリスクや購入時の税金や固定資産税などの支払いもあるので、メリット・デメリットをよく把握してから行いましょう。
まとめ:何事もバランスが大事
- スマホ・パソコン・航空機代は昔より安くなった
- ディズニーランド・バター・タバコ・ガソリンは昔より高くなった
- デフレでは現金や預貯金を保有する
- インフレでは株式投資・外貨預金・不動産投資がベスト
日本では長い間デフレが続いていたので、日本はインフレに向けて対策を立てています。
例えば、物価の安定は国が目指していることのひとつ。
物価が安定することで安心して商品やサービスを利用できますよね!
また、国の政策によってこれからインフレになろうとしています。
現金の保有や預貯金だけでなく、投資も上手に取り入れていきましょう。