こんにちは、マネ子です!
投資と言ったら株式投資とイメージする方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな株式投資が、どうやって利益を得ているのかについて、詳しく解説していきます。
Contents
株式投資で利益を得る3種類の方法
皆さんは株式投資についてどんなイメージがありますか?
- リスクが高い
- 怖いもの・怪しい
- まとまったお金が必要
このようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、こういった「怖いもの・怪しいもの」という思いは、その仕組みを知らないことから起こります。
そして、株式投資の仕組みを理解するには「利益を得る方法」を知ることが1番の近道ですので、今回の記事で詳しく解説していきますね!
株式投資の利益は、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」という、2つの収益に分けることができます。
この2つを簡単に説明すると以下の通りです。
- キャピタルゲイン:売買による利益
- インカムゲイン:保有や運用による利益
また、この2つの利益を更に深堀すると、更に3つのやり方に分ける事ができます。
- 値動きを狙う(キャピタルゲイン)
→安く買って高く売る - 配当を狙う(インカムゲイン)
→お礼として配当金をもらう - 優待を狙う(インカムゲイン)
→お礼としてモノをもらう
それぞれにメリットやデメリット、注意点があるので、詳しく見ていきましょう。
やり方1: 値動きを狙う
株式投資による利益の得方ひとつ目は、「値動き」を狙ったやり方です。
概要
値動きを狙った利益(=値上がり益)は、簡単にいうと以下のように説明できます。
株を安く買って、高く売ることによって利益を得るやり方
別名キャピタルゲインとも呼ばれ、株式投資の代表的な利益といえますね!
10万円で買った株式が半年後に15万円になれば、5万円の利益がでます。
逆に、10万円で買った株式が半年後に5万円になれば、5万円の損することになります。
このように、「株価の差額」から利益を得るやり方ということです。
メリット
値動きを狙った利益の最大のメリットは、大きな利益を得られることです。
株式投資は、他の金融商品と比べると値動きが大きい商品なので、その値動き幅を利用して大きく利益を手に入れることができます。
過去には、10円だった株が400円台まで上がった事例もあります。(約40倍)
デメリット
株式投資は値動きが激しいので大きな利益を狙える反面、株価が値下がれば損をする事だってあります。
要するにリスクの大きい投資ということですね。
株の値動きには「会社の情報」や「世の中の動向」などの不確定要素が多く絡んでくるので、株価を予想するのが非常に難しく、情報収集に時間も費やすこととなります。
これは忙しいビジネスパーソンにとっては、大きなデメリットと言えますね。
そんなことから、投資家の代わりに株の売買をする「投資信託」という、投資のやり方もあります。
注意点
値動きを狙った投資には、リスクも付き物です。
- 値下がりリスク
- 元本割れのリスク
- 会社が倒産するリスク
デメリットでも挙げた通り、株価の値下がりにより損をすることもあります。
また、会社が倒産すれば株の価値は0になり、株は紙くず同然となってしまうのです。
株式投資で値上がり益を狙う際は、こういったリスクによく注意して投資を行うことが大事になってきます。
やり方2: 配当を狙う
株式投資による利益の得方ふたつ目が「配当」を狙ったやり方です。
概要
株式投資で得た株(証券)を所有することによって、配当金をもらえる事があります。
配当金とは、簡単にいうと以下のように説明ができます。
企業が得た利益を株主に還元する仕組み
別名インカムゲインとも呼ばれていて、いわゆる不労所得にあたる収入になります。
しかし、配当金はすべての企業が出しているわけではなく、配当金を出す企業・出さない企業があるので、注意しましょう!
A社の株の年間の配当金が、1株あたり200円だったとします。
もしもA社の株を100株所有していたら、200円×100=20,000円の配当金がもらえることになります。
メリット
配当を狙った投資のメリットとしては、利回りの高さが挙げられます。
- 預金による利回り:0.01%
- 配当利回り:約1.5%程度
これを見ても分かる通り、普通の銀行に預け入れたことによる利回りはほとんどありませんが、株式による配当利回りなら1.0%を超えてきます。
配当利回りが大きいものだと、10%を超える企業もあるくらいです。
そして注目すべきは、この利益はあなたが働いて稼いだものではなく、お金が働いて稼いだ「不労所得」だということです。
こういったベーシックインカム的な収入を作れるのは、「配当金を狙ったやり方」の良いところですね!
デメリット
配当金を狙う場合、通常は成熟した企業の株を買うことがほとんどです。いわゆる安定して利益を出している企業ですね!
でも、こういった企業の株は、値動きが小さいため「値上がり益(キャピタルゲイン)」を狙うのが難しくなるので、デメリットになりえます。
注意点
企業の経営が悪化した場合や事業拡大への投資により、配当金がでないこともあります。
「配当金がもらえない=利益ゼロ」なので、配当金狙いで株式投資をする際には注意しておきたいことですね!
やり方3:株主優待を狙う
株式投資による利益の得方みっつ目が「株主優待」を狙ったやり方です。
概要
株主優待とは、簡単にいうと以下のように説明ができます。
株を所有していることによってもらえる「おまけ」のようなもの
企業の株を所有していることにより、その企業から製品やサービスの優待券をが送られてくることがあるんですね!
株主優待には、以下のようなものがあります。
- 自社商品の割引券
- ホテルや交通機関の優待
- 自社商品の詰め合わせ
- クオカード
現在では、上場企業の1/3程度がこの株主優待を行っていて、その数は年々増え続けています。
メリット
株主優待を狙うメリットは、「利回りの押し上げ」が挙げられます。
株主優待を現金換算すると、実質的には利回りが上がることになるので、その投資全体の利回りを上げてくれます。
優待には、クオカードや商品券など、現金化できるものもあるので、現金で利益を回収することも可能です。
デメリット
株主優待は、企業の都合によっては変更・廃止されるリスクがあります。
今まで、株主優待をもらっていたのに、急にもらえなくなることもあるので、優待だけを狙った投資の場合、デメリットとなり得ます。
他にも、優待の内容が悪かったり、株価の暴落などが挙げられます。
注意点
デメリットでも挙げましたが、株主優待の廃止には注意が必要です。
優待廃止の怖いところは、優待の廃止に伴って、株価が暴落する危険性があること。
優待目当てで株を買ってる人の場合、優待がもらえなければ売りに出すのは当たり前のことで、売りに出す人が増えれば、もちろん株価は下がります。
「優待券の廃止」「株価の暴落」この2つを一緒にくらったら、最悪ですね・・・。
まとめ: 狙いによって投資手法は変わる
- キャピタルゲインとインカムゲインがある
- 株式投資の利益を得る方法は3つある
- それぞれメリット・デメリットがある
株式投資は、様々な情報を分析する必要がある投資です。
その分、難しい投資ではありますが、裏を返すと正しい分析ができれば、しっかりと利益を出すことができる投資ともいえます。
じゃあどうやって正しい分析ができるようになるの?ってところですが、一番はとりあえずやってみることです!
株式投資もやってみることで、関連する情報に敏感になったりするので、まずは1万円からなど、少額からはじめてみるのも良いですね。
余剰資産の範囲内で、ぜひチャレンジしてみてください!