こんにちは、マネ子です!
あなたがこれから新たに投資を始めようと思ったとき、誰に相談をしますか?
運用の経験豊富な友達?証券会社の窓口?
自らインターネットで調べて情報を集める人もいるでしょうか。
今、AI(人工知能)を活用した、資産運用のアドバイスをしてくれるサービスが注目を集めています。
ロボアドバイザーという言葉を初めて聞いた人にもわかりやすく解説していきます。
Contents
ロボアドバイザーとは何か
ロボアドバイザーとはFinTech(フィンテック)の一環で、資産運用のアドバイスやお手伝いをしてくれるサービスのことです。(通称:ロボアド)
Finance(ファイナンス)とTechnology(テクノロジー)を併せた造語で、金融サービスと情報技術を合わせて行われる様々な新しい動きのこと。LINEペイやPayPayなどの電子決済サービスもフィンテックの1つです。
今までは、資産運用の相談をするとしたら金融機関や証券会社の窓口に行って、運用について詳しく知っている人にアドバイスをもらうのが一般的でした。
しかし、ロボアドバイザーの登場によって、ユーザー(投資をする人)はインターネット上でいくつかの質問に答えるだけで、簡単に自分に合った運用方法を知ることができたり、実際の運用を行ってもらうことができるようになりました。
ロボアドバイザーが適している人
ロボアドバイザーはスマホやパソコンから簡単に利用できるので、運用の相談をするのにわざわざ窓口に出向く必要がありません。
誰かに相談せず自分で調べて選択するにしても、どのような金融商品に投資をするか、どれだけのリスクを取れるか、など考える時間が必要でしょう。初心者であればなおさら時間がかかってしまうところです。
ロボアドバイザーを利用する場合、年齢、年収、金融資産など、数項目の質問に答えるだけ。わずか1分程度であなたに最適な運用プランを提案してくれます。
忙しくて投資をすることにあまり時間をかけたくない人にはロボアドバイザーは適していると言えます。
運用期間中も、ロボアドバイザーが自動的に適切な状態を保ちながら運用をしてくれるので「上がったらどうしよう」「下がったらどうしよう」などと自分で考える必要がありません。投資のことを考えたり、勉強したりするのは大変だと思っている人にも適しているでしょう。
また、ロボアドバイザーによる資産運用では、短期的にみるとマイナスになることがありますが、長期的にみれば決して悪くない成果が期待できます。
長期的に運用したいと考えているのであれば、ロボアドバイザーが適しているといえます。
- 投資に時間を取られたくない人
- あまり何も考えずに投資をしたい人
- 長期投資でじわじわ資産を増やしたい人
ロボアドバイザーを選ぶときの基準
ロボアドバイザーといっても、たくさんの会社が様々なサービスを提供しているので、どのロボアドバイザーを利用したらいいのか迷ってしまいますよね。
ロボアドバイザーを選ぶときにチェックするポイントを見ていきましょう。
助言型と一任型
まず、ロボアドバイザーには大きく分けて「助言型」と「一任型」の2種類があります。
助言型は「あなたにおすすめなのはこういう銘柄です!」と提案してくれたり、「投資先をこういう割合で運用していったらいいですよ!」というポートフォリオを提案してくれたりします。その提案を参考にして、自分自身で実際の買い付けや運用をしていきます。
一方、一任型は上記の提案に加えて、実際の運用まで自動で行ってくれます。
手数料の違い
ロボアドバイザーを利用する際の手数料ですが、助言型においては無料で利用できます。
一任型では、サービス利用手数料と投資信託の手数料(信託報酬)がかかります。
サービス利用手数料は、ロボアドバイザーに運用を任せるのに必要な手数料です。年間で預けた資産の0.6~1%程度の手数料がかかります。
投資信託の手数料は、運用する投資信託によって変わりますが、投資信託を持っている期間中ずっとかかる手数料です。また、これはロボアドバイザーを利用しなくても、投資信託をする際には必ずかかるものです。
このサービス利用手数料と、投資信託の手数料の合計が、ロボアドバイザーを利用して運用をする際に必要な手数料になります。
手数料は安いに越したことはないので、必ずチェックするようにしましょう!
運用の成果は?
「ロボアドバイザーに全部任せても本当に大丈夫なの?」と心配になる人もいると思います。いくら最新のAI技術を利用した運用方法でも、お金が増えなければ意味がありません。
ロボアドバイザーの運営会社には過去の運用実績を公開している会社もあるので、それを参考にしてみましょう。
しかし公開されているのはあくまでも過去の実績なので、これからの運用成果を保証するわけではないということを頭に入れておきましょう。
リバランス機能
投資信託の価格は日々変動していきます。
たとえば運用を始める際に、債券を40%、株を40%、不動産を20%保有して、10年間で1.5倍にお金を増やそうという目標を立てたとします。
3年後、債券と株の価格は変わらずに不動産が値上がりしました。
資産だけを見れば、お金が増えて良いように思えますが、不動産の割合が増えたことによって今後値下がりするかもしれないというリスクが大きくなることになります。
この場合、不動産を一部売却して、債券と株を買い足し、元の割合に戻します。
これをリバランスといいます。
これを投資経験が浅い初心者が適切に行うのは、かなり難しいでしょう。
ロボアドバイザーを利用した運用では、このリバランスを自動で行ってくれるものもあります。これもしっかりチェックしておきたいポイントです。
- 助言型か一任型か
- 手数料が安いかどうか
- しっかり結果を出しているか
- リバランス機能があるか
ロボアドバイザーの具体例
実際にどのようなロボアドバイザーがあるのか紹介していきます。
WealthNavi(ウェルスナビ)
運用者数No.1のロボアドバイザー。実際に利用している人が多いので信頼性が高く、参考になる情報も多く集まります。
THEO(テオ)
多くの経済紙やメディアから高い評価を得ているロボアドバイザー。運用者数は5万人を超え、その8割は投資未経験者。
楽ラップ
楽天証券株式会社が運営するロボアドバイザー。手数料が安く、楽天ポイントを貯められるのも魅力。
ダイワファンドラップ
大和証券が運営するロボアドバイザー。大手証券会社の安心感があります。運用開始額が50万円からというところは初心者には少々ハードルが高いかもしれません。
SMART fOLIO(スマートフォリオ)
みずほ銀行が提供している助言型のロボアドバイザー。一任型とは違い、実際に運用するのは自分なので、アドバイスをもらい自分で自由に運用していきたいという初心者にはおすすめ。
まとめ: 投資初心者は少額からロボアドで
初心者には便利なサービス、ロボアドバイザー。自分に合ったロボアドを選んで少額から始めてみよう!
投資の提案や運用までのすべてを、自分の代わりに行ってくれるロボアドバイザー。
投資初心者には、とても心強いサービスです。
投資の経験を積むという点においては、ロボアドバイザーに全てお任せでは難しいかもしれませんが、まずは少額からロボアドバイザーでの投資を始めてみて、運用方法などを勉強していくのもいいでしょう!