こんにちは、マネ子です。
今回のテーマは、「株」!
今まで1度も投資をしたことがない人でも「株とか株式投資くらいなら知ってる!」と言うのではないでしょうか?
しかし、株についてあらためて質問されたら案外答えられないもの。
- 株主と企業の関係は?
- 株主のメリットって?
- 株はどこで買えるの?
- 証券会社と証券取引所の違いは?
そこで今回は、株の基礎知識を伝えていきます!
「株式投資に興味がある」という投資初心者も、「株の基礎知識やしくみをおさらいしたい」という人も、この記事を読んでみてくださいね。
Contents
株の仕組みと基礎知識
まずは、用語のおさらいから。
「株式」とは、「株式会社が資金を集めるために発行するもの」。
「株式投資」とは、「証券市場で株式を買って株主になり、経営に参加する権利や配当金を受け取る権利をゲットすること」です。
株式投資のしくみについては、記事の後半でくわしく説明します!
まずは「株式」と「株式投資」について、ざっくり押さえてもらえればOKです。
株主になるメリット
あなたが株式を買うと、その時点で「株主」です。
そして、株主になることで得られるメリットには、次のようなものがあります。
- 株主総会に出席し経営に参加できる
- 配当金を受け取ることができる
- 株主優待を受けられる
- 売却益を得られる
ひとつずつ簡単に説明していきますね。
メリットの1つ目は「株主総会に出席し経営に参加できる」ということ。この経営に参加できる権利のことをそのまま「経営参加権」といいます。
経営参加権のある株主は、株主総会に参加し、その場で質問をしたり、役員の選任を承認したりと、間接的に会社の経営にかかわることができます。
メリット2つ目の「配当金」とは、株を持っているだけで得られる利益のこと。
ちなみに、平均的な配当利回り(株価に対する配当金の割合)は、東証一部全銘柄で1.94%です。
参照:日本経済新聞社/国内の株式指標(2019年1月29日時点)
メリット3つ目の株主優待とは、株を持っているだけで受け取れる品物やサービスのこと。
自社製品や自社サービスを株主優待としているところもあれば、食品や金券、カタログギフトを株主優待にしているところもあります。
- ANA……ANA国内線ご搭乗優待
- 東京ドーム……プロ野球公式戦チケット
- 山崎製パン……3,000円相当の自社製品
- 新日本空調……カタログギフト、クオカード
※2019年1月時点
メリット4つ目の「売却益を得られる」については、すでに説明しましたね。
持っている株が値上がりしたタイミングで売却し、買った時との差額で利益を得ることです。
株を買うには大金が必要?会社の業績が悪くなったらどうする?
株の売買は1000株、100株、1株などの単位でおこないます。
例えば、任天堂(株)の株価は32,920円(2019年1月28日時点)で、単元株数が100株となっています。
つまり任天堂(株)の株を買うには、
32,920円×100株=3,291,000円
最低でも329万円が必要だということです。
この数字を見て「株式投資って数百万円くらい持っていないと始められないのかな」と不安に感じるかも知れません。
確かに、ソフトバンクやトヨタ自動車など、誰もが知っているような大企業の株は、安くありません。
しかし、10万円以下で買える株だってあります!
例えば、東証一部上場の㈱オリエントコーポレーションという会社。
こちらは株価が131円で(2019年1月28日時点)で、単元株数が100株となっています。
131円×100株=13,100円
ですので、最低購入代金は13,100円です。
Yahoo!ファイナンスの「株式」ページ > 各会社「参考指標」欄では、計算不要で最低購入代金を見ることができます。
会社の業績が悪くなったらどうする?
間接的とはいえ、会社の経営にかかわる立場である株主。
もし、会社の業績が悪くなった場合や倒産した場合、株主にも何らかの責任追及があるんでしょうか?
結論から言いますと、株主の責任は「有限責任」です。
つまり、出資したお金が返還されないだけで済むということです(お金が返ってこないことも、大きな痛手であることに変わりありませんが……)。
株はどこで買えるの?
株は、証券取引所で買うことができます。
現在、日本には以下5つの証券取引所があります。
- 東京証券取引所
- 大阪証券取引所
- 名古屋証券取引所
- 福岡証券取引所
- 札幌証券取引所
そして、それぞれの証券取引所が取引所内で、株式市場を運営しているんです。
例えば、東京証券取引所の場合は、内部に以下4つの株式市場が存在します。
- 第一部
- 第二部
- マザーズ(Mothers)
- ジャスダック(JASDAQ)
株式投資の4つのポジション
株式投資には、次の4つのポジションがあります。
- 投資家:株の売買をおこなう。実際の売買注文は証券会社へ出す。
- 株式会社:自社の資金集めのために株を発行し、証券会社で売ってもらう。
- 証券会社:投資家から注文を受け、証券取引所へ売買注文を出す。
- 証券取引所:全国の証券会社から売買注文を集め、ルールにもとづいて売買を成立させる。
これら4つのポジションの関係性を図解したものが以下です。
たとえばあなた(投資家)が「A社の株を買いたい!」と思ったら、まず証券口座を持っている証券会社へ買い注文を出します。
あなたから注文を受けたB証券会社は、証券取引所へ「A社の株を買いたい人がいるんですが、売ってくれませんか(売り注文がありませんか?)」と持ち込みます。
証券取引所で売買の相手が見つかれば、めでたく売買成立です!
- 証券会社:全国の売買注文を取りまとめる
- 証券取引所:売買を成立させる
日本には200社以上の証券会社がありますが、証券会社ごとに株式を買える企業は異なります。
また、取引できる時間帯も証券会社ごとに決まっています。
証券会社の例……楽天証券、SBI証券、松井証券、カブドットコム証券、マネックス証券、ライブスター証券、GMOクリック証券など、200社以上の証券会社がある。
今回のまとめ
- 株を買って株主になると、売却益・配当金・株主優待・経営参加権を得られるというリットがある
- 会社が倒産しても、株主は責任を問われない。ただし、出したお金は戻ってこない
- 株の売買は証券会社へ注文を出す。そして、証券会社が証券取引所へ注文を出し、証券取引所が売買を成立させる
- 証券会社によって、売買できる株や取引時間は異なる
いかがでしたか?株の基礎知識と仕組みについて見てきました。
実際株を買う際は、証券口座を開設して、最低投資金額から買い付けを行います。
最低購入代金10万円の株もありますが、自分の買いたい株式が数百万円以上するという場合もあります。
より少額でリスクを回避したい場合は、「投資信託」という投資方法があります。
投資信託とは、簡単に言うと「投資を専門家(プロ)にお任せする金融商品」のこと。
少額から始められて複数銘柄に投資できるため、株式投資と比較してリスクを分散できるというメリットがあります。
運用をプロに任せられる点も、投資初心者や忙しいビジネスパーソンにとっては大きなメリットですよね。
以下に、投資信託の特徴や始め方についての記事を紹介します。
「投資が初めて」「投資に時間をかけたくない」という方は、ぜひ投資信託で少額&低リスクの投資をスタートしてみてくださいね!