こんにちは、マネ子です。
みなさんクレジットカードは正しく使えていますか?
クレジットカードは正しく使えばとても便利なモノになります。
とはいうものの
のようにクレジットカードの怖い部分の意見もたくさんあって、やっぱりクレジットカードを使うのはやめておこうとなってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、クレジットカードの怖さとは何なのかをきちんと理解し、クレジットカードを正しく利用していけるようにお金のプロのマネ子がお話させて頂きます。
具体的には
- クレジットカードはうまく使うとお得である
- リボ払い
- キャッシング
- クレジットカードの間違った思い込み
の観点から順番に説明していきますね。
クレジットカードの怖さを理解して、正しく活用できるようにしていきましょう!
うまく使えばクレカはお得
別記事でも紹介しましたが、
- 明細確認で使い方の見直しができる
- 支払い管理がしやすい
- ポイントが貯まる
という理由からクレジットカードは現金よりも圧倒的に便利です。
見直しや支払い管理を行う習慣がつくことで無駄遣いは減りますし、ポイントを貯めることで効率的にお金を貯めることができます。
良い面がたくさんあるクレジットカードですが、実際のところは「クレカ=怖い」というイメージを持たれている方も多いですよね。
というわけで次はその怖さの正体を理解していきましょう!
クレジットカードを利用するうえで、気をつけるべきことは2点あります。
- リボ払いには気をつけるべし
- キャッシングには気をつけるべし
順番に説明していきますね。
注意点1:リボ払いには気をつけるべし
そもそもリボ払いってなんでしょうか?
まずはリボ払いの仕組みから説明していきましょう。
リボ払いとは
リボ払いとは毎月の支払額を一定にし、利用残高を返済していく支払い方法です。
その中でも残高スライド方式や定額方式があります。
- 残高スライド方式
利用残高が一定の基準額を超えると、そこから毎月の支払額が増加する - 定額方式
利用残高が増えても毎月の支払額は増加しない
そのぶん支払い期間が伸びて、手数料がかさむ
リボ払いの毎月の返済内訳は、元本返済額と手数料の合計になります。
次はその手数料や金利について説明していきましょう!
金利の高さ
リボ払いの金利はクレジットカード会社によって変わりますが、年率15%~18%程度のところが多いですね。
リボ払いの毎月の返済内訳は、元本返済額とリボ手数料の合計になります。
リボ手数料の計算方法は、返済合計額×年率÷12ヶ月となります。(月割り計算の場合)
具体例を出すと、10万円のパソコンを支払い額5,000円のリボ払いで購入した場合(実質年率15.0%の月割り計算で元金均等返済)
初回支払金額は
リボ手数料 10万円×15.0%÷12=1,250円
支払額 5,000円+1,250円=6,250円になります。
翌月は
リボ手数料 95,000円×15.0%÷12=1,187円
支払額 5,000円+1,187円=6,187円 になります。
今後リボ払いでの支払いが増えず滞りなく支払えれば20ヶ月で完済できるので、リボ手数料の総額は13,120円になり、元金も含めた支払総額は「10万円+13,120円=113,120円」になります。
ということで、一括払いと比較すると13,120円の差が出るということです!
今回は10万円でしたが、リボ払いは利用残高が高くなればなるほど支払うべき総額手数料もどんどん上がっていきます。
リボ払いの手数料って本当に高いので、少額だといえ甘くみてはいけません!
ということで次はそんなリボ払いのデメリットについて説明していきたいと思います。
- 返済額が少ないので完済までに時間がかかる
- 支払額が一定なので、余裕があると勘違いし金銭感覚が麻痺する
- 気付いた頃にはリボ払い利用限度額に達して焦り出し始めるが、
これまでの少額返済の癖がついているのですぐには完済できない
気をつけるべきこと
リボ払いを利用する際に気をつけつべきことですが、必ず利用前に完済までの毎月の支払い額と支払い期間の確認をしましょう!
これを行うことで「完済までに時間がかかること、手数料がかさむこと」をきちんと把握できます。
またリボ払いが当たり前にならぬように、毎月現状のリボ払い利用残高を確認しましょう!
毎月の支払額が少ないと余裕があると勘違いしてしまいやすいので、ついついお金を使ってしまい利用残高が積もりに積もっていきます。
しかし「まだリボ払いができるから大丈夫だろう」と思い込み、いよいよ利用限度額MAXに達してしまった時の返済はとても大変な状況になりますので気をつけてくださいね!
余裕があるなら、一括返済や一部返済などの繰越返済を行うようにしましょう!
リボ払いを利用している以上、金利は常にかかってきますので出来るだけ早い返済を心掛けましょう!
注意点2:キャッシングには気をつけるべし
次にキャッシングの仕組みについて説明していきますね。
キャッシングとは
クレジットカードの利用枠にはショッピング枠とキャッシング枠がありますよね。
キャッシング枠はカードの申込時に希望枠を申請し、審査によって実際の枠が決められます。そのキャッシング枠からATMなどでお金を借りることをキャッシングといいます。
返済方法は、一括払いかリボ払いが多く、クレジットカードさえあれば手軽にお金を借りられるのがメリットですね。
金利の高さ
クレジットカードのキャッシング枠は多くの場合年率18%に設定されています。
これはショッピング枠のリボ払いの年率よりも高いことが多く、長期間借りる場合には適していません。
もし返済までに時間がかかりそうだと予めわかる場合は、年率15%程度の銀行系カードローンや他の借入手段がないかの検討もしてみましょう。
ということで次はそんなキャッシングのデメリットについて説明していきたいと思います。
- 近くのATMなどで引き出しが簡単なので、何度も利用してしまいがち
- キャッシングの利用に伴いショッピング枠の利用可能額がその分減額されることがほとんど
- ショッピングの一回払いは手数料が無料だがキャッシングは必ず金利手数料が発生する
気をつけるべきこと
キャッシングを利用する際に気をつけるべきことですが、キャッシングは金利が高くリボ払いでの返済の場合、完済まで長期化することが多いので緊急的かつ一時的な時にだけ最小限の金額の利用を心掛けましょう!
またキャッシング前に、手数料がかからないショッピング枠の一括払いができないか検討し本当にキャッシングする必要があるのか?を考え、手軽さゆえに継続的な利用にならないよう心掛けることも大切です。
利用した際はリボ払い同様に、利用残高を把握して余裕があれば繰り上げ返済を行い、できる限り早めの返済を意識しておきましょう。
クレジットカードの間違った思い込み
クレジットカードの利用で特に注意するべきなのは、これまで説明してきたリボ払いとキャッシングの2点なのですが他にもこういった思い込みは間違いです。
クレカって利用料がかかる?
クレジットカードは年会費がかかるものとそうでないものがありますので、申込時にきちんと確認しておきましょう!
初年度無料、年間利用額〇〇円以上なら年会費無料などがありますのでご自身にあったものを選ぶことが大切です!
毎回手数料が取られる?
クレジットカードは利用するたびに毎回手数料を取られてしまうと思い込んでいる方がいるのですが、それは間違いです。
クレジットカードは通常一括払い、二回払いの時は手数料がかかりません。
二回払いはネット通販や店舗の決済で対応していないところが意外とありますが、利用可能な場合であれば使ってみるのもいいでしょう。
3回以上の分割払いの時に手数料がかかることがほとんどなので、細い買い物でも一括払いや二回払いであれば何回利用しても問題ありません。
落としたらどうなる?
「クレジットカードは落としたら悪用されるから利用したくない」という人もよくいますが、クレジットカードには紛失保険や盗難保険が自動的に付帯されています。
万が一不正利用された場合にはクレジット会社がその損害を代わりに負担してくれます。
財布を落とした場合、現金では紙幣が抜かれるとそのお金は返ってきませんが、クレジットカードが盗まれ不正利用されてもこの保険があることで、むしろ現金よりも安心であるということもあります。
ですが万が一落とした場合は、保険があるからと思って安心せずにすぐにカード会社に連絡するようにしましょう!
まとめ:注意点を知って、正しくクレカを使うべし
- クレジットカードには良い面と怖い面がある
- リボ払いとキャッシングの仕組みをきちんと理解する
- 間違った思い込みを減らし、正しく活用していく
ということで、クレジットカードは注意点をきちんと理解すれば怖いものではありません。
注意すべきは特にリボ払いとキャッシングで、その仕組みの理解が最も大切になります。
もしリボ払いやキャッシングを利用する際には、月々の返済額と期間の確認をして出来るだけ早く完済できるように心掛けましょう!
正しく仕組みを理解すれば、クレジットカードは怖いものではなく、とても便利なものになりますよ!
クレジットカードで賢くお金を貯めていきましょう!